こんにちは、牧野真です。
今年いっぱいで歌手活動を休止する氷川きよしさん。
ラスト公演で話した「氷川きよし業」。とても重い言葉です。氷川さんだから使える。
デビュー後、周囲に期待される演歌歌手「(男らしい)氷川きよし」を22年間、演じてきた。今後は、「本当の自分」を表現していきたいという。
次のステージに向かう彼はこれから何を見せてくれるのか?
(ジェンダーレスについては、ここでは言及しない)
「若い演歌歌手が売れるのは難しい」といわれる芸能界の中で、22歳でデビュー後、一気にスターダムに登り詰め、多くのファンを魅了してきた演歌歌手・氷川きよし。
その努力と苦労は想像できないものです。
私は彼が所属する事務所の社長ではないですが、一人のファンとして「22年間、全力で走ってもらって本当にありがとう!」と言いたい。(「限界突破×サバイバー」が私は好き)
何十年も、周囲に期待される人を演じるというのは大変な作業。まして、その方向性が自分が好きでないことだったら心労は測りしれない。
それを乗り越えた来た氷川さんは一流の表現者だと思います。
(氷川が作詞した新曲「魔法にかけられた少女」を聞いてみてください。心情がよく分かります)
一方で、表現者として等身大の自分を見せるのもリスクが伴います。なぜなら、その姿を周期が期待していない可能性があるからです。
自分がやりたいことと周りが期待することを近づけていくこと。
それが、自分の心が折れない(解放される)やり方だと思います。
(注:アイキャッチ写真:報知新聞社の記事より)