牧野真です。
マーケティングとは何か?という概念は、決まったものがありません。
「マーケティングの4P」という言葉を聞いたことがあると思いますけど、4Pを絶対に使わなくてはいけないというルールはない。
余談ですが、マーケティングの4Pは、大家のフィリップ・コトラー教授が提唱したものでなく、ジェローム・マッカーシーが1960年に著書Basic Marketing: A Managerial Approach(邦訳は『ベーシック・マーケティング』、1978年)で最初に提唱したものだそうです。
マーケティング=「集客」と捉える人もいますが、その概念だと狭すぎると思います。
概念については、またの機会に触れるとして、マーケティングの機能として、知っておいた方が良いことがあります。
それは、基本的にマーケティングは「一般の消費財」を相手にしていること。(general consumer goods)
私の優秀なアシスタント、ChatGPTに「一般消費財」の商品カテゴリーを聞くと、以下の回答でした。(質問と回答は英語)
<一般消費財とは?>
日常的に手に入る商品が多いですね。
そうです。
マーケティングは、基本的に「大衆商品]を対象にするのです。
大手トイレタリーメーカーが展開するメディアミックスがその典型。
狙ったターゲットに対して、できるだけ短期間で商品認知を高める施策を展開する。
大衆の商品認知を効率的に拡大するには、マス広告のテレビ媒体や、店頭での配荷が重要だったりします。