日本人に合った効果の高い「読書法」を知りたい。(note)

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付箋

こんにちは、牧野真です。

不思議なことに、日本は世界有数の出版大国で、読書人口も多いのに、効果が検証された「(日本人向けの)有益な読書の技術書」に出会ったことが、まだありません。

梅棹忠夫氏(京都大学名誉教授)は、名著『知的生産の技術』に以下のように書いています。

読書については、 昔からえらい人たちが、さまざまな教訓を残しているので 、読書法に関する本もたくさんありそうにおもえるが 、さがしてみると、案外すくない。何をよむべきかという専門別の読書案内にはことかかないが 、本というものはどのようにしてよめばいいのかという技術指導書となると、じつはあまりみあたらないのである。
(※原文ママ)

知的生産の技術


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大学教授やジャーナリスト、小説家など、文章に携わる人が「自己流の読書法」を紹介しているだけです。

例えば、この本にも書いてありますが、本の読み方にしても、
・一気に早く読んだ方がいいのか?
・コツコツと少しずつ読んだ方がいいのか?

・1回しか読まないか?
・何回読むのか?

・全体をまんべんなく読むのか?
・一部を集中的に読むのか>

効果の違いが分からない。各自が好きな読み方をしているからです。

読書術の有効なやり方として紹介される以下の方法も、こうすれば効果についてはあまり触れられていない。(各自バラバラなやり方だらかです)

(※当然、実行しない人もいます)
・線の引き方(1色か2色か3色か/鉛筆かボールペンか)
・付箋の使い方(サイズや貼り方)
・角の折り方(何か所、どのように折るのか)
・ノートやカードの使い方
(何を書き、どのように利用するのか)
・再読の仕方(どの部分をどのように再読するか)

私は、本を読む時は、何らかの印(線や付箋+メモ)を付けて読むことが多いのですけど、有名な作家(ビジネス書)の方が「何も印を付けずに読む」と聞いて驚きました。記憶に残らないと思うから。

ちなみに、線を引く場合と付箋を貼る場合とでは、一長一短あります。後で本の中身を見直す場合は、圧倒的に線(+メモ)がある方が早いです。

重要なコーワードが何であったか頭に残っているし、その言葉が本のどこに書いてあったのかも、だいたい覚えていたりします。(付箋は、なぜそこに貼ったのか、すぐに判別できないのが難点)

画期的な読書法」が発明されるのを待っていても仕方がないので、自分に合った読書法を追求したいと思っています。

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