牧野真です。
生成系人工知能(Generative AI)について、東大からコメントが出ました。
(作成者:東京大学理事・副学長/太田邦史先生)
とても前向きな内容で、好感が持てます。
生成系AIを有害な存在であるとして利用禁止したイタリアや米国に対しては、反対意見を述べている。(私も同意)
教育関係者だけでなく、我々ビジネスマンや学生の方も、読んでおきたい。
(※東大の統一見解でないことに注意)
(一部抜粋)
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これらの生成系AIは、平和的かつ上手に制御して利用すれば、人類の言語活動や知的創作活動の一部を補完し、私たちのwell-being向上に大きく寄与する
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ChatGPTは何ができるか「検索」ではなく、「相談」するシステム
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ネットで使える私設コンサルタントのような使い方ができる
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ChatGPTが出たからといって、人間自身が勉強や研究を怠ることはできない
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生成系AIを有害な存在であるとして利用禁止する(イタリア、米国の事例など)だけでは問題は解決しない
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この変化を傍観するだけでなく、大規模言語モデルに「創発」(能力が突然飛躍的に向上すること)が起きた3原因を考察したり、生成系AIがもたらす様々な社会の変化を先取りし、積極的に良い利用法や新技術、新しい法制度や社会・経済システムなどを見出していくべき
生成系AI(ChatGPT, BingAI, Bard, Midjourney, Stable Diffusion等)について(東大のコメント)
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https://utelecon.adm.u-tokyo.ac.jp/docs/20230403-generative-ai